ヒトの痛み
よく、「ひとの痛みが分かる人間になりなさい。」
と言います。
とても大切なことだと思います。
でも、実際にその人本人の痛みを完全に体験することはできません。事故のケガや苦労、大切な人を急に亡くした悲しみ、離婚の辛さ、会社でのハラスメントや解雇。。。
いろいろありますが、これらを経験した人でないと、「本当の痛み」は分かりません。
ただ、人生の中で、いろいろと経験を重ねると、それまで経験してきた自分の「痛み」をベースにして、他人の「痛み」と重ね合わせたり、想像力を働かせることができるようになったりします。
なので、私は「ヒトの痛みが分かる人間は、その人なりに『痛み』を重ねてきた人」だと思います。
だから、人生で受ける様々な「痛み」は、人を強く、優しくしてくれる「宝」かもしれません。
何をどうやろうとも無理!
ここ連日、加計学園問題、PKO日報問題で安倍政権が窮地に立たされています。
これら問題、いずれにしても何をどう説明しようとも、今後きっと国民多数の理解を受けることはあり得ない状況です。
なぜなら、加計学園問題では、
①理事長が安倍首相と長年の友人であり、相当に懇意
②誰もかれも「記憶にない」を連発し過ぎ
③安倍首相自身、加計学園が候補になっていたと知った時期の説明が矛盾
しています。
日報問題では、
①自衛隊側が独自に秘匿したなら防衛大臣の役を果たしていない
②防衛大臣が知りつつ秘匿したなら、防衛大臣が虚偽答弁をしたことになる
③防衛大臣が知りつつ秘匿したとしつつ、そのことを忘れて答弁したなら防衛大臣の能力に問題がある
からです。
まぁ、何をどうやっても無理な状況にまでなっており、今後、どう政権運営するのか毎日目が離せません。