成長とは何か。
成長とは何か。ふと、夕食を食べながら考えました、
1 人の場合
人にとっての成長は、「できないことができるようになること」だと思います。
赤ちゃんは寝る、飲む、泣く、排せつするくらいしか最初はできませんが、徐々にハイハイする、食べる、笑うということができるようになり、大きくなっていきます。
大人の場合でも、昨日できなかった仕事が今日はできるようになった、という意味で成長といえます。
このような意味で、人の場合の「成長」は分かりやすいです。
2 会社の場合
では、会社の場合はどうでしょうか。人の場合と同じように、「できないことができるようになったら」成長というのでしょうか。
この点をしばらく考えてみたのですが、どうもしっくりきません。
例えば飲食店を経営する会社の場合、提供するメニューがあり、店舗があり、従業員がいると。そこでは、日々、できることが増えるかどうか、何とも評価し難い側面があります。
「新しいメニューを提供できるようになったら」成長といえるか、といえばそう言えそうな気もしますし、ちょっと違う気もします。
では、「以前より売上が増えたら」成長なのでしょうか?
経済活動のために存在する会社としては、至上命題ではありますが、売上だけを「成長」の指標としてよいのか、何となく私には迷いがあります。
まだはっきりした答えに至ってはいませんが、現時点では、「社会に貢献できることが増えたら」成長と言ってもよいのではないか?と考えました。
要するに、営利を目的とする会社といえども、社会の一員であることに変わりはないから、決して利潤のみを求めるのではなく、社会貢献を実現できて、その量と質を高めて初めて「成長」と評価する、ということです。
3 国の場合
では、国の場合はどうでしょうか。
人口の増加を持って「成長」というのは危険でしょうね。そんなことを言い出したら人口減少社会の日本は滅びゆく国かのうように感じてしまいます。
国のGDPで評価するのも違うと思います。
やはり、国の場合には、「どれだけの国民が幸福に過ごせるかどうか」で成長とみるべきと思います。
以前より、今の方が、「自分は幸福だ」と思っている国民総数が多い、そのことをもって国の成長、と評価するべきように思います。
当然、数値化などできないことですが、多くの国民の幸福を目指して国が動くべきことに間違いはないと思います。
4 まとめ
このように、ひとことで「成長」といっても、対象によってさまざまな「成長」があるように思います。
当然、私個人の今の考えでしかないので、なんとなくのつぶやき程度に受け止めてもらったらと思います。
みなさんは、「成長」をどう考えるのでしょうか。
再会
両親の事情により別居や離婚となり、その一方が子を監護、養育するケースが多々あります。
子を監護、養育していない立場の親としては、「一刻も早く会いたい。」「できるだけたくさん会えるようにしたい。」と強く願います。
しかし、不幸にも当事者間での面会の話し合いができない場合には、長期間に渡り、面会自体が実現しない=子と会えないケースがあります。
数か月から1年も我が子と会えないということもあるのです。
このような状況は、子にとってもあまりに不幸で、特に幼い子であればあるほど、親との愛着形成の機会を奪われることとなり、その子の人格形成にも悪影響です。
弁護士としては、子に早く会いたいと願う親の気持ちを汲んで、可能な限りの手段を尽くします。
それがうまくいき、久しぶりの再会となった時には、久しぶりの我が子との再会に涙する親の様子を見て、私自身も熱く込み上がるものを感じます。
みなさんも、もしお子様がいらっしゃる場合には想像してみてください。理不尽にも我が子とこの先1年間、まったく会えないという状況を。