「本名を名乗れ」と要求することの乱暴さ
在日コリアンの男性に、社長が通称名ではなく、本名を名乗るよう要求したことが「自己決定権を違法に侵害する」として損害賠償を認めた判決が静岡地裁で言い渡されました。
これまでは、在日コリアンのアイデンティティの問題として、本名を名乗っている在日コリアンに対し、会社の便宜等の観点からあえて通称名を名乗らせたことの違法性が問題になることが多かったと思います。
しかし、今回のケースはこれとは逆で、長らく通称名で生活してきたこと、そのことを社長も知っていたこと、通称名を選択するか本名を選択するかは自己決定権の問題であることなどとして、本名の強制は違法、と判断したものと思われます(判決文は入手できておらず、推測です。)。
このニュースに触れて、在日コリアンとして本名で生活してきた自分として、いろいろと考えました。
まず、私は、通称名を持たずに本名でずっと生活してきたので、この男性の気持ちそのものにはなれない部分があります。
しかし、この男性が、本名、通称という間の中で苦悩して生活してきたであろうことは容易に想像がつきます。とりわけ、会社の社長を相手に訴訟したということはよほどのことがあったのでしょう。
また、本名を名乗るかどうか以外でも、在日コリアンについては、本国で生活するのか否か、帰化するのか否かなど、いろいろな場面で2者択一を迫られてきた歴史があります。
その中で、一番大事なことは、ひとりひとりの自己決定権であり、どの選択をしようともその決定自体は最大限に尊重されるべきだ、ということだと思います。
通称名の利用を選択したことを他人に非難される理由はないのです。本名を強制される理由はないのです。
自分らしく生きることをお互いが認め合う大切さをこの判決は示唆しているように感じました。誰しも自分が大切にしているものを踏みにじられたくないはずです。
光るゴキブリ
夜道を車で帰宅途中、行く先を右から左に駆け抜ける光を見つけました。
ちょうど大きさはゴキブリくらいで、「なんじゃこりゃ!」と驚き、速度を落としました。
光に近づいたところ、なんと真っ黒い子猫の目だったことに気が付き、びっくり。
光る目に気が付いてよかったです。気をつけて横断して欲しいものです。
砂漠の暑さ
急に暑い日が続いています。
しかも乾燥し、埃っぽく喉がイガイガします。
なんだか砂漠にでも来たみたいだと、ふと感じました。。。
が。砂漠の暑さや埃っぽさはこんなものではありません。
過去にエジプトとモロッコに行き、砂漠で過ごしたことを思い出しました。
暑さと乾燥、埃っぽさがとてつもなかったです。顔にターバンをぐるぐる巻きにして、目だけ見えるようにするんです。そうしないとすぐに顔中がほこりまみれになります。目の部分は止む無く空けておくのですが、当然砂が飛んできます。コンタクトレンズ使用者の私には本当に拷問でした。
モロッコではサハラ砂漠に一泊もしました。なんだかものすごく目の荒い、編み込みのテントに寝たのですが、案の定、砂が降るわ降るわ。ろくに寝れやしないのです。そして朝になって起き上がると見事に自分の体の周りに積もった砂で、起き上がった跡は人型になっていました。
ちなみに、砂漠って夜はとても寒いです。本当に。暑いし埃っぽいし、乾燥するし、夜は極寒だし。
それでもラクダは平気なんですね。
それに比べたら今日の暑さ、埃っぽさなんて大したことないですね!マスクと飴で乗り越えましょう。
そんな過去の砂漠旅行を思い出した今日の天気でした。
開いて閉じて
あまりに雨が多いので新しく傘を買いました。
雨の日の傘で一番嫌なのが車の乗り降りの時なので、ボタン一つで開く→閉じるができる折り畳み式の傘にしました。
これなら車に乗る時に、傘を閉じて後部座席に放り込んで、急いで運転席に座る、だけどびしょ濡れ、といった最悪の事態を防げます。
傘を開いたまま運転席に座り込み、ボタンを押して傘を閉じる。折り畳みで小さいので助手席の足元に放り込む。
最高です。
車から降りる時は、ドアを開ける、ボタン一つで傘を開く、降りる。
やはり最高です。
ボタンを押すと「開く」傘は割と多いですが、「閉じる」機能もついているのがポイントですね。
今日も雨なのでさっそく活躍しています。
おでんのこんにゃく
春なのにちょっと寒い日があったりするので、おでんを食べました。
たまたまその日でおでんの販売は終了とのことでした。
ところで、おでんっていろんな具材があって、互いに互いのうまみを分け合いながらより一層美味しくなる、そうです。自分の味を出汁に提供しつつ、他の具材の味を出汁を介して吸収する。そうすることでおでん鍋が一体となっておいしくなるらしいです。
そんな持ちつ持たれつのおでんなのですが、こんにゃくだけは異質の存在で、「自分は何にも味を提供しないけど、他人の出汁はしっかり吸って美味しくなる。味を出さずに味を吸うだけならまだしも、むしろこんにゃくからは灰汁が出るから本当はおでん鍋にとっては迷惑なヤツ」らしいです。
それでも老若男女、おでんの具材ランキングではいつもこんにゃくがランクインしているとのことで、おでんのプロは「手間はかかるし、味も提供しない面倒なヤツだけど、お客の要望があるから入れている。」のがこんにゃくなんだそうです。
なんだかおもしろいですね。おでん鍋の人間模様(?)みたいなのを感じます。
人間の世界でも、自分は他人の手助けなんてしないどころか、他人の手柄に便乗していいところだけ持って行く、それでもなんか憎めなくていつもみんなの近くにいるヤツ。こんな人が一人くらいいますよね。
そんな話を思い出しながら今年最後のおでんを堪能した寒い日の春でした。
立てこもり事件発生!
とある焼肉屋さんに行った時のことです。
週末で、次から次へと来客があり、満席でした。お腹を空かせた多くのお客さんが、我先に我先にと店員さんを呼び、ビールやお肉の注文をしていました。
店員さんはホールを一人で切り盛りし、それはそれは大変忙しそうでしたが、こちらもお腹が減っていますので、無理に呼び止め注文をすることとしました。
とてつもなく忙しそうなのに、お腹が減っているもんだからあれもこれもと注文していると、その店員さんが、テンパりながら
「今、厨房に立てこもっているのでそんなにすぐにはできませんけどいいですね!?」
と言いました。
さて、、、
「厨房に立てこもっている」??
「立てこもる」?誰が?料理長が?
。。。
どうやら「厨房が立て込んでいる」と言いたかったようでした。。。
聞いていたこちらは思わず笑いそうになりましたが、いかんせん、当の店員さんは必死ですから何も変だと思っていません。
お蔭で忙しさが良く伝わったので、ゆっくり待つこととしました。
それにしても厨房に料理長が立てこもっている、と想像すると面白いですね。
「俺はもう仕事しねーぞ。お肉なんて出してやるもんかー!」
って感じでしょうか。
もしそうなったら、お客はお腹を空かせて料理長の機嫌が直るまで待つしかないですね。
弁護士会の委員会
毎年、4月になると、弁護士会での委員会の配属が決まります(弁護士会にはいろんな委員会があり、各委員会ごとに様々な活動をしているのです。)。
今年は、①人権委員会、②憲法委員会に配属となりました。読んで字のごとく、①については人権問題を、②については憲法問題を取り扱う委員会です。
これに加え、今年は委員会そのものではありませんが、国際交流PTというプロジェクトチームにも配属されました。
これは、外国の弁護士会などとの交流、情報交換等のための活動をするPTなんです。
自分は英語も、韓国語もろくにできないのに、配属されました。今後は、PTの業務で海外に行く機会も出てきそうなので、最近は英語、韓国語のCDを聞きまくってます。
車の中で聞きながら、時に復唱しているので、もしも見かけたら、語学の勉強をしていると思ってください。
引っ越します。
今度の5月末に自宅を引っ越す予定です。
5月末なのでまだ先かな~と思いつつ、先週、引っ越し業者をお願いし、段ボールを頂きました。
すると、根っからのせっかちな性格がうずうずし始め、受け取ったその瞬間からさっそく荷造りを始めてしまいました。
もう、どうしようもないですね。この性格。
おかげさまで現時点で、すでに日々使うもの以外はほぼ、荷造りできました。
でももっともっと荷造りしたくて仕方ありません。
*退去の際には部屋をキレイにして引き渡しましょう。その方が敷金が多く返ってくるかも?最近話題の民法改正にも敷金についての規定が盛り込まれる予定です*