【 交通事故事例】
片側2車線の道路の第1車線左側を停車中の車列に沿って走行していたところ、反対車線から路外に出ようとした車にぶつけられて転倒した。示談の提示があるが妥当な金額かどうか不明である。相手の態度にも納得がいかず、相談したい。
相談者:50代
女性
片側2車線の道路で、停車中の車列の左側をゆっくりと徐行していたが、反対車線から右折してきた車両にはねられた事案です。
転倒し、右脛骨骨折、左母指関節捻挫等のケガをしました。
治療後、事前認定にて後遺障害12級13号と判断され、その内容を踏まえた示談提示がありました。
しかし、内容をどう検討したらよいか分からず弁護士に相談となりました。
転倒し、右脛骨骨折、左母指関節捻挫等のケガをしました。
治療後、事前認定にて後遺障害12級13号と判断され、その内容を踏まえた示談提示がありました。
しかし、内容をどう検討したらよいか分からず弁護士に相談となりました。
相手方提示額は、傷害慰謝料、後遺障害慰謝料、逸失利益について弁護士の計算よりも低額の内容となっていたことから、相談者の方のケガの状況、その後の体調、仕事への影響等に基づく算定をしました。
そして、相手方に提示後、双方の歩み寄りがあり、示談となりました。
後遺症害等級 | 12級13号 |
---|---|
事前提示額 | 約330万円 |
相手方主張過失割合 | 3:7 |
示談額 | 約700万円 |
示談過失割合 | 2:8 |
過失割合も含めて対立のある事案でしたが、相手方の主張にのまれることなく、そもそものケガの程度や内容、後遺障害の内容、仕事への影響等をしっかりと踏まえた主張を展開し、なおかつ過失割合についても道路状況や事故状況を踏まえた反論をしたことで、納得のいく水準となりました。
【関連事例】
- 信号待ち中に後ろから追突された。首、腰が痛く通院した。一応治療は終了したが、その後保険会社からの提示があったがどうしたらいいか。
- 相手方保険会社の提示内容は、傷害慰謝料の金額が低額だったことから弁護士受任後、...
- 本線道路を走っていたところ、突然、右側側道から相手方車両が本線に出て来てぶつけられた。相手は、過失を3:7とこだわるが、納得がいかない。
- 事故状況に照らすと、相談者の車が優先であること、相手方の車は加速するようにして...