【 交通事故事例】
本線道路を走っていたところ、突然、右側側道から相手方車両が本線に出て来てぶつけられた。相手は、過失を3:7とこだわるが、納得がいかない。
相談者:20代
男性
片側一車線の直線道路を進行中に、反対車線側の側道から、自車の進行方向に向けて右折進入してきた相手方の車が、相談者の車の後方にぶつかった事故です。
相談者からすると、相手方の車が突然出てくると予想しえない状況であり、かつ、相手方の車は右折後、相談者の車の後方に追いつくようにしてぶつかっていることから、よほどのスピードで右折してきたものといえました。
しかし、相手方は、過失割合を30:70と譲らないことから弁護士受任となりました。
相談者からすると、相手方の車が突然出てくると予想しえない状況であり、かつ、相手方の車は右折後、相談者の車の後方に追いつくようにしてぶつかっていることから、よほどのスピードで右折してきたものといえました。
しかし、相手方は、過失割合を30:70と譲らないことから弁護士受任となりました。
事故状況に照らすと、相談者の車が優先であること、相手方の車は加速するようにして後ろから衝突してきていることなどからして、過失割合はせいぜい10:90といえるものでした。
弁護士受任後も相手方の態度は頑なでしたが、これらの状況を説明、説得しました。
それでも完全に10:90には応じず、15:85での示談となりました。
相手方主張の過失割合 | 30:70 |
---|---|
当方主張の過失割合 | 10:90 |
示談の際の過失割合 | 15:85 |
解決までの期間 | 3週間 |
徹底的に争い、仮に訴訟になった場合には当方の主張としての10:90は獲得できたと予想される事案でした。
ただ、そうはいっても解決までにかかる期間、労力、物損の額などを考慮し、こちらが若干譲歩する形で示談となりました。
ただ、そうはいっても解決までにかかる期間、労力、物損の額などを考慮し、こちらが若干譲歩する形で示談となりました。
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