【 交通事故事例】
自転車走行中に、交差点の右方からやってきた自動車にはねられ死亡した。遺族としての賠償請求を考えているが、保険会社からの提示額について納得がいかない。
相談者:30代
男性
自転車進行方向に一時停止の表示のある見通しの悪い十字路で、自転車から見て右側から自動車が進行してきた。
自動車側には一時停止の表示はなかったが、ブレーキが遅かったため衝突し、頭などを打ち、死亡した。
保険会社からの提示額が3,000万円程度と低額であり、納得がいかない。
自動車側には一時停止の表示はなかったが、ブレーキが遅かったため衝突し、頭などを打ち、死亡した。
保険会社からの提示額が3,000万円程度と低額であり、納得がいかない。
保険会社の交渉時の金額は、ケースにもよりますが、たちまちに大幅な増額を見込めないことがあります。
本件でも過失割合の認識について双方に隔たりがあったことから、示談交渉での解決は断念し、訴訟提起に移行しました。
結果、賠償額としては約4300万円になり、解決に至りました。
事前提示額 | 約3,000万円 |
---|---|
判決額 | 約4,300万円 |
解決までの期間 | 約2年 |
こちらの正しいと思う認識を通すためには、時間と労力を要することがままあります。
示談交渉はあくまで相手方の言い分が前面に出るため、早期に訴訟に移行することをお勧めします。
示談交渉はあくまで相手方の言い分が前面に出るため、早期に訴訟に移行することをお勧めします。
【関連事例】
- 信号待ち中に後ろから追突された。首、腰が痛く通院した。一応治療は終了したが、その後保険会社からの提示があったがどうしたらいいか。
- 相手方保険会社の提示内容は、傷害慰謝料の金額が低額だったことから弁護士受任後、...
- 本線道路を走っていたところ、突然、右側側道から相手方車両が本線に出て来てぶつけられた。相手は、過失を3:7とこだわるが、納得がいかない。
- 事故状況に照らすと、相談者の車が優先であること、相手方の車は加速するようにして...