努力を続ける才能
今日で仕事納めです。
昨日まではワンワンなり続けた電話も、無数に届いていたメールも、今日はめっきり静かです。
いくつかの仕事や相談、打ち合わせを済ませ、そろそろ事務所を出ます。ただ、出先で二つほどアポがあるので、それを終えたら本当の仕事納めです。
さて、毎月届くとある事務所からの事務所通信に、桑田真澄投手の著書を引用してありました。
「僕には1つだけ才能があった。それは努力を重ねるという才能だ。」
野球で苦労した桑田さんが、自分にどんな能力があるかを考えて、気が付いたことのようです。
これだけ野球の世界で活躍した方でさえ、自分自身をしっかりと見つめ、そして「努力」というものを大切にしているのだと感じ、年末最後に本当に胸にグッときました。
桑田投手を見習い、来年もまたひとつひとつ努力を重ねることだけは忘れないようにしたいと思います。今年も一年、本当にありがとうございました。
疑わしきは罰せず~薬物違反や将棋ソフトの利用に関し~
歌手のASKAさんが覚せい剤の自己使用の疑いで逮捕されましたが、提出された尿が本人のものであるとの裏付けがとれないとのことで釈放されました。
また、将棋棋士の三浦さんが、対局中に将棋ソフトを不正使用した疑いで出場停止処分を受けていましたが、そのような不正を裏付ける証拠はない、と判断されました。
いずれの事件も、いわゆる「間接事実」から、「怪しい」とされ、逮捕されたり出場停止処分を受けたりしたものです。
刑事事件の鉄則では、単に「疑わしい」だけでは罰してはならないという原則がありますが、これはASKAさんの件のみならず、刑事事件ではない三浦棋士の件でも尊重すべき鉄則だったと思います。
そうしないことには、いつも、単に疑わしいだけで処罰を受けたり不利益処分を受けたりしてしまうことになり、社会というものが非常にぎくしゃくし、疑心暗鬼での生活を余儀なくされてしまうでしょう。
そういう意味で、今回のASKAさんの件に関する検察官の最終判断は妥当ですが、そもそも逮捕をするかどうかの段階でより慎重な判断が求められたと思います。
また、三浦棋士の件では、出場停止処分をしてしまっているので、もはや取返しはつかず、本人も会見でその点を悔やんでおりました。
人生は一度きりです。単に「怪しい」というだけで他人に不利益処分を科すことはその人の人生を大きく変えてしまうこととなります。きわめて慎重な判断が必要だといえます。
人は何のために生きるのか?
人は何のために生きるのか?
誰でも考えたことがあると思います。
でも、いくら考えても答えなんて見つかりません。
毎朝起きて、身支度をして、仕事をして、食事をする。
たまに失敗して、それでも時には良いことがあったりして。
夜になったら家に帰り、お風呂に入ったらまた眠る。
そんな毎日を繰り返し、どんな意味があるのか。
ふと考え出すときりがなく。
ただ、一つだけ言えることは、最終的に人はみな死ぬ。どんな人でも最後は死を迎える。そのことだけはまったく変わらない。
そうすると、人生のゴールは死なのかもしれない。最後のゴールに向かって、今を生きる。今を充実したものにできれば、ゴールでもきっと幸せに違いない。
そんな風にも思います。
暖冬か?
昨日は冬至でしたがどうにも暖かい感じで、今朝も気温が10度以上でした。
早朝にもかかわらず、コートもいらいないのではないか?と感じるほどの気温で、びっくりしています。
日中はもっと気温があがるのでしょうけど、今年の冬はあまり「冬らしくない」感じがします。
冬は冬で、とにかく寒い感じの方が好きなのですが、どうにもそうならなさそうな気配です。
弁護士7つ道具
弁護士の仕事をするにおいて、欠かすことのできない7つの道具。
1 弁護士バッヂ
→言わずもがな、弁護士であることを第三者に分かってもらうためのもの。でも私は普段はほとんど付けません。東京の裁判所などでは、バッヂをつけていると入館のセキュリティチェックをパスできます。
2 手帳
→日々のスケジュールが分かればどんな手帳でもOKなのですが、私は弁護士会の協同組合が作成している手帳を使っています。弁護士向けに作られているので日々の予定に、「どの裁判所で、何時に、どの依頼者や相手方の件か」を書きやすいようになっているのです。最近はスマホやタブレットでPCと連動している電子手帳を使う弁護士も増えていますが、私は使う気がしません。手書きの方が早いし、何でもいつでもすぐに書きやすいし。
3 ペン
→常に胸ポケットに2+1式のボールペンを指しています。2は赤、黒ボールペンのこと、1はシャープペンシルのことです。この2+1が一番使いやすい。
4 スマホ
→もはやこれがないと仕事になりません。電話、メール、ネット、計算機、録音、録画、写真撮影、ナビなど。なんでもできます。おかげ様で法律の条文検索もできますからもはや六法全書は持ち歩きません。
5 名刺
→名刺の裏側には事務所地図+メモ欄をつけています。メモ欄は、出先で人に何かメモを残す時に便利です。
6 車
→県内外、どこにいくにもほぼ車です。特にスピード対応第一主義の私からすると自転車や電車は何か行動を起こそうと思うととても遅く感じてしまうのです。
7 ハンコ
→弁護士名義でのハンコを常にカバンに入れてあります。裁判所、警察署、その他もろもろで書類作成の際には必須です。
ふと思いついて7つ書き出してみたのですが、書き終わってみて「パソコン」を書き忘れていることに気が付きました。いまの時代、パソコンの存在が当たり前になり過ぎたためでしょうか。やはりこれもないとまったく仕事にならないので、7+1で弁護士業務8つの道具。でしょうか。
1時41分
たまに早起きして早朝出勤することがあります。
朝の7時くらいに出勤し、仕事をするととてもはかどるからです。
ここ数日も早朝出勤を続けていたのですが、体が早朝出勤に慣れ過ぎてしまったためか、目覚まし時計なしで起きることも少なくありません。
で、昨夜もその影響か、バシッと目が覚めたので
「さー、そろそろ起きて早朝から仕事をしようかー!」
と思いながら時計を見ると、、、
なんとまだ「1時41分」でした。。。
あまりにも「早朝」過ぎるので、さすがに出勤する気にはならず、布団に戻って本当の「朝」までまた眠りました。
「早朝出勤」もほどほどが大切なようです。
部下にはナイショ
先日の世界一辛い唐辛子を使った喫茶店ですが、他にも面白いことを書いてありました。
。。。
たまには部下に内緒で、、、
昼からビール!
小グラス300円!
。。。
「部下に内緒で」が非常に面白い。
「普通は『上司に内緒で』だろー!」
と一人、内心突っ込んでみました。
きっと、よほど有能な部下をお抱えで、自分がミスでもしようものなら部下たちから白い目で見られちゃうのでしょう!そんな上司はこっそり喫茶店で息抜きして欲しい。そういう店主の優しさがこめられたポップ掲示でした。
「キャロライナリーパー」がありません!
ふらっと立ち寄った喫茶店で、こんな注意書きが目につきました。
「当店のカレーですが、世界一辛い唐辛子<キャロライナリーパー>が品薄のため当面<トリニダードスコーピオンブッチテイラー>を代用させて戴きます。ご理解、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。」
。。。
世界一辛い唐辛子、、、
どんなに辛いのか???
それにしても代用の「トリニダードスコーピオンブッチテイラー」って、名前長すぎないか?
名前の迫力からしたら代用品の方が辛そうな気がする、、、
とはいえ世界一辛い唐辛子がないからといって、「ご理解、ご了承お願いします。」というのも余りにも腰が低いような、、、
。。。
などなど一人でボケっと考えていました。
ちょっと気になったので検索してみたら、たしかにキャロライナリーパーが現在の世界一辛い唐辛子としてギネス認定されており、その辛さは約300万スコヴィル(スコヴィル=唐辛子の辛さ測定の単位とのことです。へー。)
で、以前はトリニダードスコーピオンブッチテイラーが世界一だったそうで、辛さ約147万スコヴィルと書いていました。へー。
キャロライナリーパーがトリニダードスコーピオンブッチテイラーに大勝したのですね!!
なんだかプロレスの解説みたいな文章になっていますが、唐辛子の世界での争いです。
結局、喫茶店の店主からすると、世界で一番辛い唐辛子を使ったカレーが自慢だったが、手に入らないので止む無く世界で二番に辛い唐辛子を使って我慢している、お客様には申し訳ないということなのですね!
いやー、そのうちキャロライナリーパーが仕入れられるようなるかもしれませんから、今のうちにトリニダードスコーピオンブッチテイラーで作ったカレーを食べておくのもいいかもしれません!
ひー。辛そう。
温かいお蕎麦
普段、お蕎麦はざるそばを頼むことが多いです。
うどんでも同じです。
つるっとしたのど越しが好きなんです。
でも、起床が早かった時の朝や、飲み過ぎた翌朝はどうしても温かいお蕎麦やうどんが良いですね。
飲み過ぎた次の日は胃腸が疲れているから汁気のある温かいものの方が体に優しいのでしょう。
起床が早い時にどうして温かいお蕎麦、うどんが食べたくなるのかはよくわかりませんが、なぜかいつもそういう気分です。
さて、今朝は東京出張で7時の飛行機で羽田へ来ました。朝早かったので、さきほど早速、温かいお蕎麦を食べたところです。今日は一日、長い長い会議ですが、元気に過ごしたいと思います。
TO DO リスト
やるべきことを忘れないために「TO DO リスト」を活用しよう、とよく言われます。
いったん使うようになると非常に便利ですが、そもそもこういうリストを使うこと自体が面倒だ、と感じる人も多いようです。
ところで弁護士の仕事は複数(多数)の案件が常に同時進行しており、通常それぞれの事件に関し常に期限が設定されています。
メールや電話、ファックスや郵便で常にこれらの案件に関する書類や連絡が飛び交います。
もちろん、新規の案件もどんどん入ってきますし、通常業務以外の弁護士会の事業等も併行して担当します。
なので、私個人としては、TO DOリストは非常に有効だし、使うべきと感じています。
ただ、リストを付ける、持ち歩くのが面倒なのも確かなので、私は自分の手帳の余白にどんどんリストを書き込んでは消していくようにしています。
具体的には、一日ごとにその日、やるべきことをざーっと書き出して、終わったら横線で消していくのです。
一日が終わるころには書き出した内容がどれだけ横線で消されているかを見ることでやるべきことの漏れがないかをチェックできるのです。
リストの効用にはもう一つあって、一日でやるべきことを書き出すことで、頭の中のワーキングメモリーがクリアーになるということです。
これは、人間の頭にある一時記憶が手帳に書き出すことで空っぽになるため、脳の領域が空くということです。
そうすると、クリアーな頭の状態で仕事に取り掛かれ、とても効率がよくなるのです。
なので、仕事を忘れることなく、かつ効率よく進めるためには「TO DO リスト」が非常に有効だといえます。
ちなみに、調査によると日本のビジネスマンは約4割ほどしか「TO DO リスト」を使っていないとのことでした。思ったより少なくて「意外」でした。