AIとDNA
最近話題のAI。素晴らしい技術です。
いろいろな分野で活躍しているのですが、最近、AIの凄さを身をもって体験しました。
というのも、大量に保管されている写真データをクラウドで保管しているのですが、そのクラウドでは、写真の内容を精査して、人物ごと、場所ごと、テーマごとなどという具合に自動でAIが選別してくれるのです。
その人物ごとの選別の際に、顔認識技術を用いてAIが選別をしているのですが、その精度向上のため、選別結果の正確性を利用者に確認してくることがあります。
具体的には、Aさんの顔と似ている顔を次々にピックアップしてきては、
「Aさんと同じ人ですか?」
と確認してくるのです。
当然、同じ人物であれば「はい」をチェックし、異なれば「いいえ」をチェックすることとなり、その蓄積により精度向上を実現しているようなのです。
その精度は非常に高く、確認でAIが提示してくる顔写真はどれこもれもAさんになることが多く、「いいえ」をチェックすることは非常に少ないのです。
そんな中、この精度向上のためのチェックを繰り返していたら、面白いことがあったのです。
➀とある方の長女Bさん(6歳)と長男Cさん(3歳)の顔写真が表示され「BさんとCさんは同じ人物ですか?」と聞いてきたのです。
AIが同じDNAを感じ取ったのでしょうか??
チェック上は「いいえ」を選択しましたが、内心では「BとCは姉弟です!」と勝手に叫んでいました。
②また、私の母と叔母の写真が並べられ、やはり同様の確認もありました。これもまた、「いいえ」を選択しつつ、「姉妹です!」との心の叫び。
ついでに言うと、叔母の写真では大きなサングラスをかけていたのに、母との共通性を感じ取っていたのです。
もはやAIは写真だけから親子姉弟関係も把握できてしまうようです。
この先、ひょっとすると、
➀D男さんとE子さんの写真を並べ、「この二人は交際中ですか?」とか「夫婦ですか?」とかという質問や、
②Fさんの写真を踏まえて、「この人の職業は弁護士ですか?」とかという質問が出てくるようになるかもしれません。
さらには、
③Gさんの写真を見て「スイーツが好きですか?」とかという質問もあるかもしれません。
さらにさらには、
④Hさんの写真を踏まえて「この人は、お笑いキャラですね?」とかという質問もおもしろいかもしれません。
さて。
今後、AIの技術はどうなっていくのでしょうか?
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