コソコソしない探偵
日々、電話やメールで無数に届く「営業」のご連絡。
基本的にすべての「営業」のご連絡をお断りしているため、電話を受けて営業と感じた場合には即刻「営業ですか?」と確認をしています。
しかし、この問いに対して「はい、営業です。」と答える方もほぼ皆無であり、最近では営業とは認めず、「離婚問題の件でご相談なのですが。」などと言い、事務員から私に電話を取り次がせようとします。
当然、ここでいう「離婚問題の件でのご相談」とは、「新しく立ち上げた離婚のポータルサイトへ弁護士事務所を掲載するための「相談」」を意味します。
なので、こちらからは「ではご相談者の方のお名前と相手方のお名前を教えて下さい。」と問うと、話が続かなくなるのでそこで営業電話は終了に向かいます。
このように、営業電話は素直に「営業」と認めない点、私は好きではありません。
どうせ営業なのだから堂々と営業である旨を言えばよいのに。
そう思っていたところ、今日は玄関口に見知らぬ男性が訪問し、インターフォンを鳴らすと、応答した職員に対して
「探偵の者です。営業で参りました。」
と言うではありませんか。
不意な来客と思いきや、正々堂々と「営業」と切り出し正面突破を心がける姿勢にいたく感心しました。
そこで、普段なら職員限りでシャットアウトの営業に、私自身で堂々と対応をしました。
やはり何事にも正々堂々と立ち向かうのが私は好きです。
でも、探偵さんなので普段はコソコソしているはずです。
そのコントラストが面白いと感じた出来事でした。
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