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木村花さん、侮辱容疑での送検について

2020-12-17 9:10

フジテレビのリアリティー番組「テラスハウス」に出演していた女子プロレスラーの木村花さん(当時22)がインターネット上で中傷され自殺したとみられる問題で、警視庁捜査1課は近く、ツイッターで木村さんを中傷したとして、大阪府箕面市の20代の男を侮辱容疑で書類送検する方針を固めた。捜査関係者の話で16日分かった。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG165I80W0A211C2000000
(日経新聞2020.12.17)
 
 
SNS上の投稿が原因で木村さんが自殺に至ったとされる事件で、とうとう、投稿者のひとりについて書類送検の予定とのことです。
 
この件は、原団社会におけるSNSでの過激な投稿の問題点を社会に大きく認識させた事件ですが、このまま「加害者」たる投稿者について、何らの責任も問われなくて良いはずがないと思っていました。
 
 
そうしたところ、今回の侮辱罪での送検予定の報道に至りました。
 
投稿者は非常に多数に及ぶこと、投稿件数も膨大であること、その投稿内容も千差万別であること、そもそも投稿者の特定も非常に苦労を伴うことからやっと「加害者」のうち1名を送検にまでもっていけたということだと思います。
 
 
 
ところで、この侮辱罪ですが、法定刑としては「拘留又は科料」となっています。この拘留とは、1日以上30日未満の刑事施設での拘置を意味し、科料とは、千円以上一万円未満の金銭の支払義務を意味します。
 
いずれも、刑罰の中でも軽い部類のものであり、今回の投稿の結果、木村さんが自殺したという事実の責任としては到底見合うものではありません。
 
これは結局、古い時代に制定された刑法上の侮辱罪というものの想定されていた内容が、現代社会におけるそれに見合っていないからという他ありません。
 
 
私は、この度の送検の事実は適切だと思いますが、それだけで昨今のネット上の誹謗中傷問題が解決するとは思えず、今後も取組強化が重要だと痛感しています。
 
 
 
 
 

 

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