理不尽な世の中
「理不尽な世の中。」
頻繁にそういう言葉を聞きます。
そうとでも言わないことには、自分の置かれた不合理、不正義な状況を説明できないし、納得もできないからだと思います。
このような言葉を頻繁に聞くということは、当然、そのような状況に置かれた当事者が多数、存在するからです。
「理不尽な世の中。」との言葉を受けた時には、
「あなたの置かれた今の状況はまさにおっしゃる通り、理不尽だと思う。でも、その理不尽を理不尽なままとするのではなく、少しでもより良い物、より良い世の中にするために私は弁護士としてあなたのために尽くせることを尽くしたい。」
そういう気持ちで受け止めることにしている。
実際にそのような説明をすることもある。
今は理不尽な世の中でも、日々の努力で、少しずつでも良いものとなると思うのです。
東京の夏は寒い
東京の夏って「寒い」です。
どういうことか?
建物や乗り物の冷房が効き過ぎてて寒いんです。
しかも東京って、地下鉄や地下道が発達しているから、東京に到着してから目的地までずっと外に出ないこともあります。
なので、効き過ぎの冷房の影響をずっと受け、結果的に「東京の夏は寒い」となるのです。
今日も、羽田→地下鉄→目的地のビルとずっと外に出ずに居たため、そしてどこもかしこも冷房がすごく効いていたため、「寒い東京」を過ごしました。
目的地では一日中ビルの中でしたし、そこでも冷房ガンガンでしたから、何度も「東京の人は寒くないのか?」と考え続けました。
ちなみに、こんな東京の寒さを知っているので、上着持参です。
それでもビルでも電車でも、多くの「東京人(?)」は半袖でそれこそ「涼しい顔して」過ごしています。
これは体が冷房に順応しているため?でしょうか?
ちなみに私は「東京生まれ、東京育ち」なんですけどね、、、
岡山の自然の環境に順応したのでしょうか?
一日の予定
弁護士の人にもよりけりですが、多くの弁護士は、日に数件の予定や案件を処理しています。
私の場合も、多いと日に6,7件の打ち合わせや相談、裁判の期日、調停期日などが入ります。
だいたい、相談で1時間弱、打ち合わせも30分~90分、裁判の期日は移動時間含めて1時間ないし2時間、調停の期日になると2時間ないし4時間は必要です。
なので、6,7件の予定が入った日は本当に朝から夜まで息つく暇もないくらい過密な時間を過ごします。
当然、間にはメール、LINE、電話の各対応や届いたFAX、郵便の処理をします。
さらには、提出書類の作成や法律、判例、文献の調査もします。
そのように過ごしていると一日は本当にあっという間です。5分でも1分でも惜しいと思いながら時間を使っています。
ところが、時に遠方への期日が入ると、打って変わってその日は
「その案件1件だけで、後は移動時間」
ということが生じます。
移動時間にメールやLINE、電話をすることは当然ありますが、相談や打ち合わせはありません。
なので、このような「日に1件」という日はいつもと違った気持ちになります。
ある意味、時間にあくせくせずに過ごすこととなり、余裕が出ます。遠方に行くので気分転換にもなります。ちょっと得した気分でもあります。
しかし、当然のことですが、「日に1件」の翌日はちょっと大変です。
前日からの溜まった案件などをかかえ、さらにはその日の元々の予定もこなさなくてはなりません。
今日は、そんな「日に1件」の日です。朝からこうしたブログをかけるのも、時間に余裕があるからです。
明日のことは考えず、時間に余裕を持って、行って来ます。
うまく行かないことは続いて起こる?
「なにをやってもうまくいかない。」
そんな時って多々あります。
「うまく進めてきたはずなのに、悪いことが起きる。」
時折、こんなことすらあります。
「なにもしていないのに、悪い結果が起きる。」
こういうことすら、人生にはあります。
本当に人生とは皮肉です。頑張ってやったのに、それまでうまく進めてきたのに、結果がついてこないどころか、悪い結果ばかりついてくる。
そんな調子なので、あれこれも嫌になり、「なにもしない」でいたところ、それでも悪い出来事だけは引き起こる。。。
もうこうなると手の施しようがありません。
でも、世の中そんなに悪いことばかりのはずはありません。
きっと、人の脳は、自分に起きた「悪いこと」を特に記憶に留めがちで抱え込みがちなだけです。
しばらくすればきちんと「良いこと」ばかりがついてきます。私はそう信じて、悪いことだらけだった今週を拭い去ろうと思います!
(あー。今週はしんどかったです。)
共有と分担
人はそれぞれ得意不得意、向き不向きがあると思います。
なので、仕事でも何でも「適材適所」という考え方が好きです。
これはきっと人生でもそうです。
人はそれぞれ自分に向いているものが必ずあるはずだと思います。
無理して向いていないこと、不得意なことをする必要はないと思います。
仕事の話に戻ると、私の事務所内でも当然にこの適材適所の考え方を重視しています。
弁護士にしかできないことは当然、私がします。
職員がした方が良いこと、向いていることは当然、職員にしてもらっています。
職員相互でも、得意分野は異なりますから、事件ごと、案件ごとに自然と割り振りが決まってきます。
そのような自然の割り振りがあった方がお互いのためだと思います。
苦手な仕事を多々、担当したら当然辛いです。得意な仕事は苦ではありません。
ただ、割り振りはしつつも情報や進捗を含めた事務所全体としての共有は大切にしています。相談者や依頼者の方の情報や、進捗状況、今後の方針など適宜共有するようにしています。
そうすることによって、事務所全体としてのまとまりが出来て、結果的には案件についての最善の結果が実現できるからです。
人はそれぞれ得意不得意、向き不向きがあるので、これを理解し、うまく活かせばより良いものが生まれると思っています。
休み過ぎて、酷使し過ぎて。
久しぶりの3連休でしたね。
ただ、土日はあいにくの天気でした。最終日の昨日は打って変わって晴天となりましたね。
なので、私は天気に合わせ、土日はゆっくりと過ごし、月曜日の昨日は活発に動くという時間を過ごしました。
おかげで普段以上に睡眠をしっかりととることができ、日ごろの眼精疲労が大いに回復したのを実感することができました。
ただ、最終日に、ここぞとばかりに体を動かしたので、今日は少し体が痛いです。
特に、シリ、オシリが痛いです。
何をどうしたのか?
どうやら外を走り回ったお陰のようです。
明日には楽になっているかな?
さて、次の連休まで頑張ります!
「決めること」に疲れたら、、、
日々の生活の中、人は常に何かにつけて「決断」を求められています。
一日の流れに即して考えると、
朝、何時に起きるか
朝食に何を食べるか
どんな服に着替えるか
何時に出発するか、、、
という形で始まり、夜寝るまで一つ一つが「決断」の連続です。
あまりにも日々、決めないといけないことが多すぎて、「決断することに疲れてしまう」という問題があるとのことです。
なので、最近では決めること、決断することを代行してくれたり、減らしたりしてくれたりすると喜ばれます。
たとえば、定食屋さんではメニューを減らしたり、「おススメメニュー」を大きく表示したり。
そうすると、決めることの負担が軽くなり、喜ばれるようです。
ネットでも過去の閲覧ログから、好みを分析し、「おススメ商品」がピックアップされます。それもまた決断する負担を減らしてくれているのです。
そもそも、今どきはネットでも店舗でも品物などが充実しているので、決断することに疲れ易い時代かもしれません。
ちょっと自分自身を振り返ってみて「ここのおススメは何ですか?」と店員さんに尋ねることが多かったり、知らず知らずのうちに「おススメメニュー」を選びがちだったりするようだと、「決断疲れ」かもしれません。
少し頭をクリアにして、「自分に本当に必要な物」を考え、向き合う時間が必要だと思います。
弁護士への依頼に際しても、「何がベストな選択か」を聞かれることが多々あります。こちらとしては必ずメリットとデメリットを説明した上で取り得るベストな選択をご案内します。
それでも、どの手段を決断するかはあくまで依頼者ご本人です。法律問題、人生での大きな決断なので、その判断に迷われることもあると思います。
そうした場合には、最後は「裁判所」で決めてもらうのも一つです。当事者の言い分や法律、過去の例に即した結論を出してくれます。
この点だけは、上記のような日常生活と異なる、法律の世界での決着の仕方だといえます。
決断することに疲れたら、時には人(裁判所)に決めてもらうのも良いのかもしれません。
2連休?
この1か月間、土日の業務が重なっていました。
特に先週は、土日ともに業務があったので今日で12連勤でした。
ですが、明日明後日の土日はいずれも業務の予定はございません。
なので「2連休」です。
少し英気を養い、来週からに備えます。みなさまも蒸し暑い日々ですので、休むときはしっかりとお休みなさってください。
*土日のご相談は平日のうちに、事前にお問い合わせの上、平日でのご予約がまったく入らない場合に限らせて頂いております。何卒ご了承くださいませ。
大きな企業も、小さな努力
日々利用している超大手食料品会社の商品に関し、最近、ちょっとした改善があったのに気が付いた。
ひとつは明治牛乳の「おいしい牛乳」のキャップ。
だいぶ前に、折込式からキャップ式になったのですが、以前のキャップ式はキャップを回し、内栓を引っ張って剥がすというものでした。
個人的にはこの内栓が嫌いでした。内栓を剥がす時に、内栓に付着した牛乳が飛び散ったり、キャップを剥がしきる際の反動で紙パック本体が揺れて中身がこぼれたりするからです。
そうした声が大きかったのか、今回の改善では、キャップと内栓が一体化し、キャップをグルっと回すと内栓も一緒に剥がれるという仕組みに変わりました。
しかも、以前のキャップは真円でしたが、新キャップには二か所、凸部分が出来たため、ここに指がかかり、回しやすくなりました。
もう一つは、日清のカップヌードルです。
お湯を注いだ後に蓋を閉めておくシールが、以前のものと異なる仕様となりました。
以前のものは、フィルムから剥がれにくかったりしましたが、今回のものはそういうことがなく、キレイにフィルムから剥がせます。
ただ、私自身はカップヌードルの時の「蓋閉めシール」をそもそもほとんど使わないので、企業努力としては素晴らしいと思いますが、私個人には特別、メリットはありません。
いずれにしても、名だたる超有名企業も、利便性向上のためにこのようなちょっとした工夫や努力、改善を日々重ねていることを改めて実感しました。
それこそ、私のようなちっぽけな人間であればより一層、努力をしなくては、との気持ちになりました。
今日、人や社会について思う
今日という日に遭遇し、感じたこと。
➀駅にて
朝、出先で電車を降りてホームを歩いていると、若い男性に罵声を浴びせながら追いかける中年の男性を見かけた。
詳しくは分からないが、何かトラブルのよう。
若い方は取り合わず、早歩きで去ろうとするので、中年の方が大声でアレコレ非難しながら追いかける。
周囲の人はあまり関心を寄せてもいない。もしくはそのような様子に気づいてもいない。
駅員さんがいたけど、駅員さんも気づいてもいない。
自分から声をかけるなりして仲裁しようかと思ったが、ちょうど駅員さんの近くまで辿りついたので、「トラブルのようですよ。」とお伝えし、後の対応をお願いした。
中年の男性は、「コラ、このクソガキ!」などとも述べており、ホントに穏やかではない。
トラブルになった双方もなんだかな~という感じだが、周囲の人々もどうして誰も何もしないのか。
②帰りの電車にて
今に始まったことではないが、ほぼみんなスマホを見つめている。
座った席の対面全員がスマホだったので、心の中で「ビンゴ」とつぶやいた。
便利なスマホはこれから先、私たちの脳にどんな異変を起こすだろうか。
私は「インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで」(岡田尊司著)を読みながら考えた。
きっと、目の前の他人に無関心な脳が完成するのではないかと。
③飲食店にて
時折利用するラーメン屋さんで、半チャンラーメンを頼んだ。
隣の席では5,6名のグループがワイワイ食事中。
途中、チャーハンのスプーンが落ちて、床にチャーハンが散らばった。
でも、そのグループの人は誰一人、店員さんに何も言わなかった。自分たちで拾うこともしない。
帰り際に「こぼしちゃいまいました、すいません。」と言うかと思ったがそれもなかった。
平然と食べて、平然と帰って行った。
もちろん、「ごちそうさま」なんてある訳ない。
美味しいと思って食べただろうか?
そのチャーハンを作ったのも、配膳するのも、こぼれたチャーハンを掃除するのもみんな、人なのに。