浅田さんの提訴
今日はこれまで準備してきた浅田さんの事件の提訴日でした。
10時に岡山地裁に入場し、訴状を提出し、その後10時30分から弁護士会にて記者会見をしました。
複雑な制度の仕組みが絡む案件なので説明が大変でした。
今後は、介護保険優先原則の問題点を法廷で明らかにし、また、今回の岡山市の決定により浅田さんが死の恐怖に直面したという被害の実態を裁判所に伝えていきたいと思います。
提訴準備
明後日はいよいよ浅田さんの事件の提訴です。
当初の提訴予告は本当は今年の3月でした。
が、県に対する審査請求をしていたり、提訴予告後に岡山市が何度も重ねて決定を出してきた関係でとても遅くなりました。
ただ、この間、岡山市の対応の問題点、とくに何度も決定を出すことによって岡山市のボロがたくさん出てきたのでそれはそれで良かったと思っています。
当日は岡山県外からも岡山地裁での提訴行動に参加してくださるとのことで、この問題の大きさを痛感しています。
全国に先駆けての提訴となるので今後もしっかりと対応していきたいと思います。
そんなことを思いながら訴状等を提出するための作業をしていました。
9月の3連休
9月は2週連続で3連休がありますね。
今週は1回目の3連休でした。台風が来たりしましたが、みなさんはどのようにして過ごされたのでしょうか。
私は、連休前の金曜日の晩に知人夫婦が自宅に泊まりに来たので、土曜日に独立したばかりの私の事務所を紹介しました。
日曜日はもともと相談が2件入っていたので事務所で仕事。
月曜日の今日も打ち合わせの予定だったので昼から事務所に来ました。
結局、3連休のうち3日とも毎日事務所に出てきたのでした。
もったいないような充実したような何ともいえない3連休でした。
弁護士は法律を守るのか、依頼者を守るのか。
とある方が、「弁護士は法律を守るのではなく、依頼者を守るために存在するのだ。依頼者を守らない弁護士は弁護士ではない。」と言っていました。
その言い分は一見なるほど、と思うものです。
が、なんとなく違和感があります。
弁護士が依頼者を守るのはそのとおりですが、弁護士はあくまで法律家です。依頼者を守るためには既存の法律の枠内でしか守ることはできないのです。
法律をまったく無視して依頼者を守ることはできません。
もし、今ある法律が依頼者を守るために不十分であるなら、その場合には法律そのものを変える必要があり、そのために弁護士が尽力することは過去の例をみても無数にあります。
だけど、今ある法律が依頼者を守るために不十分だということでその法律自体を無視してしまえ、という態度をとっても結局依頼者を守る結果にはならないのです。
ちょっとした一言でしたが、弁護士という本質を考えさせるおもしろい言葉でした。
アジフライ
アジフライが好きです。惣菜屋とか、定食屋にあると注文することが多いです。
昨日は、高速で移動だったのですが、昼食のためにSAに寄り、何を食べようかと思っていたら「おろしハンバーグとアジフライ定食」というのがあったので注文しました(おもしろい組み合わせですね。)。
アジフライは、ソースで食べる人が多いと思いますが、私は醤油で食べます。その方が衣がサクサクのままだし、魚の味がしっかりわかるからです。
カラッと揚がったアジフライは尻尾まで食べます。
昨日もおいしくいただきました。
便利な複合機
新しい複合機はとても便利で気に入っています。
いろんな便利機能があって、まだまだ十分使いこなせていませんが、特に気に入っているのが、届いたファックスがメールに転送される機能です。
これは、複合機にファックスが届くと、そのファックスの内容が私のメールアドレスにPDFの状態で、自動で送られてくるというものです。
出先でもファックスが見られるからとても便利なのです。
私は外で仕事をすることが多いのでとても便利です。特に中庄に事務所を設けたので今後、ますます外で仕事をする機会が増える(移動時間が増える)と思われるので、私にぴったりの機能です。
しかも、ファックスは、従前のものと異なり、受信しても当然には印字されません。受信したファックスの内容をパソコンのモニターにいったん表示した上で、内容を確認し、不要なファックスないし印字まではしなくて済むものであれば印字せずに済むのです。
これまで、広告のようなファックスや、ざっと目を通すだけで足りるファックスなども自動で毎日大量に印字されていましたが、それが改善されることとなります。
紙やインクの無駄使いが減り、とても助かっています。
ブログタイトルの理由
このHPを立ち上げる時に、ブログのタイトルを従前のヤフーブログのものから変更しました。
どうしてこのタイトルにしたか、ですが、「親しみやすく、敷居の低い弁護士を目指していることをブログからも伝わるようにしたい!」と思ったからです。
いまだに弁護士は敷居が高い、と言われます。HP作成を依頼者業者の方にも言われました。なので、業者の方とも工夫して、HP全体を通じて敷居の低さ、親しみやすさを心がけたのです。
「呉先生と呼ばないで」というタイトルの意味は、自分は一人の弁護士ではあるが、「先生」と呼ばれると相談者、依頼者の方との距離を感じるので、「さん」付けで読んで欲しいという気持ちを込めています。
あらゆる人が弁護士のことを「○○先生」と呼びますが、それではいつまで経っても敷居が低くなる訳ないと思っています。
なので、このブログを読んだ方は、私のことを「先生」と呼ばないで頂けたらと思っているのです。
証人尋問の打ち合わせ
裁判のクライマックスには証人尋問があります。
通常、原告、被告を尋問し、その他関係者、目撃者などを呼んで尋問をします。
こちらが証人として申請した証人について普通は、事前に打ち合わせをします。
尋問当日までに何回くらい打ち合わせをするか、ですが、私は通常、3回から5回は打ち合わせをします。
それくらい、念には念を入れてやります。
ほかの弁護士に聞いたところ、自分の申請した証人の場合には1回しか打ち合わせをしない、との声もありました。
私からしたら意外なことでとても驚きました。
1回しかしないのは少ないと思いましたが、尋問の打ち合わせに先立って陳述書を作成する際に十分打ち合わせができているのであれば十分かもしれません。
が、私は陳述書の作成のほかに3回から5回は尋問のための打ち合わせをするようにしています。
尋問がうまくいったかどうかで訴訟の行方も大きく変わることがあるからです。
日曜日の仕事
今日は日曜出勤でした。
2件ほど打ち合わせを済ませ、その後、ずっと手を付けられていなかった書面を書きました。
日曜日なので静かです。
まとめて仕事をするにはこういう日の方がはかどります。
ところで、午前中は免許の更新に行きました。今週も車での移動が多いので、改めて運転には気を付けようと感じました。
仕事も終わったのでこれから趣味のロッククライミングに行きます。最近はあんまり通えておらず、力不足を感じます。少しずつ通える日数を増やそうと計画しています。
仕事と趣味とどちらも充実させたいですね。
独立して思うこと~その2~
独立してみて、今までの事務所では、いかに事務員の能力が高かったかを感じます。
それも当然で、以前の事務所ではベテランの事務員が多数おり、私よりもいろいろ知っているので、何か仕事を頼んでおけばお願いした期限までにビシッと仕上げてくれていました。
私がわからないことについては尋ねれば確実に答えてくれたり、調べてくれたりしていました。
新しい事務所になり、法律事務所での事務経験のない方に事務をお願いしていますが、一から手探りでやっている状態です。私も適切に指示ができず、しばらくは大変な状況が続くと思います。
が、何事も経験と思い、また、これも自分が成長するための過程と思い、丁寧に取り組んでいきます。