ひなか?親か?はたまた?~丸亀骨付きどり一鶴の美味しい楽しみ方~
久しぶりに香川県丸亀市に本店のある「一鶴」の骨付き鳥を食べました。
ご存じの方も多いと思いますが、そうでない方に向けて説明すると、
①このお店は骨付き鳥もも肉の丸焼きがウリのお店です。
②「親」と「ひな」から選べます。言わずもがな、親は噛み応えばっちり、ひなはやわらか、です。
③スパイシーな味付けがあと引くうまさで、ビールやごはんが進みます(というか、止まりません)。
そんな一鶴ですが、永遠のテーマが「親かひなか」の論争です。要するに、親派とひな派で好みが分かれるので本当においしいのはどっちなのか、一番人気はどちらなのかということです。
毎回、一鶴を食べる度に、皆に聞きますが、依然として「どちらが優位」かの判断はつきません。聞くに「親が好きだけどひなも捨てがたい」とか「普段はひな中心に頂くけど、忘れたころに親を食べるとこれもこれで、、、」とかという声を聞くことが多いのです。
一鶴は香川県に複数店舗、あり、県外にも横浜、大阪、博多に店舗を構え、全国に向けてお土産発送もしているくらい人気があります。とはいえ、主力メニューは「親」「ひな」の2商品で、あとはちょこちょことしたおつまみ類があるくらいです。
それでもこれだけ長く流行っているのは、きっと、この「親派かひな派か」のある意味、永久に答えの出ない「論争」があるからだと思っています。
言い換えると、親がひなを引き立て、ひなも親を引き立てるという構図になっており、いつ食べても美味しく、またいつまでたっても忘れられない味になっているのだと思うのです。
往々にして長く続く人気のドラマや映画では、悪役や脇役が主役を引き立てるように、話題が展開し、それが長続きやヒットの原因であったりします。きっとこの一鶴についても、親とひなが同じ関係にあるのでしょう。
シンプルながら長く愛され続ける丸亀骨付き鳥の一鶴。
ぜひみなさんにも味わって頂きたいと思います。
なお、私は何をなんと言おうと、「親派」です。とはいえ、やはり、、、ひなも絶対に注文してしまいます!
(なぜか今日はグルメレポート風ですね。念のために一鶴のHPのリンクを貼っておきます。)
https://www.ikkaku.co.jp/index.html
負けたくない!小学生、算数問題への挑戦!
他人の金で勝った賞金の行方~阿武町事件でもしも被疑者がカジノに勝っていたら~
実際にはネットカジノは利用していなかったのではないかとのことになっている阿武町の件ですが、「仮に阿武町から誤送金されたお金で実際にネットカジノを利用し、大勝ちしていた場合、差額は誰のものになるのか?」という問題があります。
この点、民法上の不当利得返還請求権や不法行為に基づく損害賠償請求権の理屈では、阿武町は差額の返還等を求めることはできません。
すなわち、不当利得返還請求というのは、生じた損失に対して、利得の損する限度において返還する義務を負うものであり、ここでいう「生じた損失」というのは阿武町が誤送金をした4630万円となります。
そのため、仮にネットカジノで大勝ちし、4630万円以上の大金が被疑者に残されても、阿武町が返金を求めることができるのはやはり4630万円に留まるのです。
一応、民法704条では「悪意の受益者は、その受けた利益に利息を付して返還しなければならない」となっているので、利息の返還義務は生じます。が、これもやはりカジノで勝った額そのものの返還ではありません。
次に、不法行為による損害賠償ですが、これもやはり生じた損害に対する賠償を意味するので、阿武町が被った損害たる4630万円と弁護士費用程度が請求可能になる程度です。
ということなので、被疑者が仮にカジノで大勝ちしていた場合には、非常に納得し難い感情が市民、国民の中に広がることは明らかです。とはいえ、法治国家ですから、被疑者がカジノで勝った金を保有すること自体、違法と言えない以上は、強制的に奪うことは誰にもできないこととなります。
最高のキャンプ場!について
趣味でキャンプをしています。時間があると、また、日々の生活に疲れると行きたくなります。
行く前には当然、どのキャンプ場にするかを選別します。
これまで色々なキャンプ場を利用してきたので、どのキャンプ場にするのかなどすぐに決められそうなものですが、実はこのキャンプ場選びが一番の難問です。
というのも、キャンプ場自体、数が多い上、場所や特徴が本当に千差万別だからです。
なので、手当たり次第にネットで調べてから決めるのですが、ネットに書いてあることをすぐに鵜呑みにする訳にもいかず、そこでまた苦労します。
なぜなら、キャンプ場についてのネットでの口コミや情報は、書いた人の主観によるものが通常であるし、その人がキャンプ場に求めるものは私と違うことも多いからです。
今回もキャンプに出掛けたのですが、やはりこのキャンプ場選び問題で難渋し、最後の方にはキャンプ場選びで疲れ切ってしまいました。
なので今後はどうしたらもっとサクサクとキャンプ場選びができるようになるのか、今回のことをきっかけに深堀をしてみたのです。すると、次のことが分かったのです。
それは、自分が求めるキャンプ場像を明確にし、その基準に沿うキャンプ場を選ぶこと(自分の基準に合わない評価をしている他者の評価を排除すること)です。
そして、私の場合、キャンプ場を選ぶ際に次の三つの要素を重視していることを自分の中で明確化しました(これまで利用してきたキャンプ場の中で自分が気に入っているキャンプ場は常にこれらの要素のポイントが高い)。
①自然の豊かさの度合い
→キャンプ場なので自然豊かとは限りません。キャンプ場も場所によっては市街地からさほど離れていなかったり、周辺に民家が多かったり、大きな道路が走っていたりもします。キャンプ場内も、あまりに整備が行き過ぎていると、場内がかなり舗装されていたりしますが、これはあまり好きではありません。
→キャンプサイトが高い木々に囲まれているようであれば最高です。木漏れ日の中でコーヒーやビールを飲むのは本当に気持ちが良いものです。
②小川が近くにあるかどうか
→生家が多摩川の側だったためか、川が好きです。なので、キャンプ場に川が流れているところを好む傾向にあります。そして、意外とキャンプ場に川が流れていないところも多く、実は私の中では要チェックポイントです。
→天然の川が一番ですが、キャンプ場内に天然の川が流れているのもそう多くはありませんので人口の小川でも〇とします。
③温泉ないしお風呂があるかどうか
→キャンプ場併設で天然温泉があるところもあり、このようなキャンプ場は本当に最高ですね。ただ、キャンプ場に温泉が併設されていることはまれなので、キャンプ場から多少離れていても構いません。また、温泉とは言わずとも整った銭湯や大浴場でも〇です。
以上の要素を踏まえていくと、冒頭のようなキャンプ場選びの苦労から解放されることが分かりました。具体的には
①自然の豊かさが☆3で、②天然ではないが小川が流れているので☆1で、③温泉があるから☆3の合計☆7点!
みたいに考えていくことで、他の人の主観(口コミ)に左右されず、自分にとっての最高のキャンプ場を選ぶことができるのです。
ちなみに、私の中では、例えば自宅からの距離は気にしません。アクティビティが充実しているかとか、ショップが充実しているなども採点対象となりません。
でも、これらを重視する方も多いと思います。
なので、自分の中で「基準」を持つことはとても大切なことだと感じています。
瀬戸大橋からの最高の絶景
これまで以上に瀬戸大橋を渡る機会が増えた呉です。
車で渡ることが多いのですが、時には電車(マリンライナー)で渡ることもあります。
瀬戸大橋は、下を電車が、上を車が通行するようになっている「道路、鉄道併用橋」です。詳しいことは分かりませんが、香川県坂出市のHPでは瀬戸大橋は併用橋としては「世界最大級」と書いてあります(一番大きいのかどうか、二番目はどこにあるどの橋なのかなど気になりますが、調べ切れていません)。
https://www.city.sakaide.lg.jp/soshiki/seisaku/setoohashibridge.html
この瀬戸大橋は大きいだけでなく、橋自体がとても美しいこと(橋の構造体自体も美しいし、なだらかに描くカーブもまた魅力です。)や、周囲の絶景から(瀬戸内海の多島美とそこを行きかう多くの船やヨットの情景及び朝夕の太陽の素晴らしさ!)いつ渡っても特別な気分にさせてくれます。
また、渡る際の天候や時間帯によっても情景が一変するのも大きな魅力です。
お勧めは何と言っても晴れの日の朝と夕です。
朝日を浴びながら車を走らせていると、朝日を受けた橋の美しさとキラキラと光を反射させる海が、一日を輝かしいものにしてくれそうな気がしてきます。
夕日を受けながら車を走らせていると、今度は夕日の淡いオレンジ色が一日の疲れをすべて包み込んでくれるような気持ちになり、一日の苦労をすべて癒してくれる気がしてきます。
そのため、朝には朝の、夕には夕の良さがあり、いつも「瀬戸大橋を渡るのに一番良い時間帯は朝か、夕か?」と自問自答を続けていますが答えは出ずじまいです。
朝の時間帯に渡ると「やっぱり朝が最高!」となり、夕の時間帯に渡ると「何と言っても夕日の癒しはたまらない、」となってしまいます。
なので、一番のお勧めは「朝渡って、夕方帰る」です。天気の良い日に朝渡って夕方帰るという行程が確保できた時には本当に運が良いです。これまで数えるほどしかありませんが、そんな時は本当に幸せな気持ちになれます。
改正ストーカー規制法の県内初逮捕~GPS設置の規制~
2021年8月26日に施行された改正ストーカー行為規制法(以下「ストーカー規制法」といいます)には、GPSの設置やこれによる位置情報の取得が規制対象になりました。
もともとストーカー規制法には、「住居等の付近における見張り」を規制対象としていましたが(ストーカー規制法2条1項1号)、この「見張り」には、GPSの設置とこれによる位置情報の取得が該当するのかが争われ、結果、最高裁は「該当しない」との判決を出しています(令和2年7月30日)。
↓最高裁の判決文です。
https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/611/089611_hanrei.pdf
かかる最高裁判決を受け、また昨今の情報端末の小型化、高性能化などを踏まえ、ストーカー規制法の改正に至ったのです。
改正の結果、恋愛感情等を充足する目的で、恋愛感情等を持った特定の人等に対して位置情報を取得するためのGPSの設置や位置情報の取得が規制対象となったのです(ストーカー規制法2条3項)。
この度はかかる改正法施行後、岡山県内で同規定に基づく初の逮捕事例がありました。
https://www.sanyonews.jp/article/1267690?rct=jiken_jiko
この度の報道の事件では、職場に押し掛けたことは認めているようで、これはこれでストーカー規制法の規制対象行為に該当します。
他方で、実際に住居などに押し掛けたことの証拠がないような場合でも、GPSの設置が見つかればストーカー規制法による規制をし易くなった点に本改正のメリットがあると言えます。
なお、ストーカー規制法は「特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的」が犯罪成立のための一要素です。
なので、GPSの設置の際にこのような目的を伴わない場合(単に夫の不倫調査のために設置した場合など)にはストーカー規制法の対象とはなりません。
親しみやすい写真?
当HPの「弁護士紹介」の写真を変更しました。
https://kakehashi-law.com/modules/kakehashi/index.php?content_id=12
以前のものとは異なり、二人とも「笑顔」の写真になりました。
以前のものも今回のものも、いずれも同じ写真館、同じカメラマンによる撮影です。
以前のものは、キリッとした表情のものを選んだのですが、「もっと笑顔の写真の方が良い!」とのご指摘を受け、この度、再撮影に至った次第です。
その結果、すでに複数の方から「今の写真の方が親しみが持てる。」「柔らかい雰囲気でよい。」などという声を頂戴しました。
思った以上に反響があり、照れ臭い気持ちです。
弁護士は、一見すると「堅くて」「クールで」「真面目」な印象かもしれません。しかし、実はそんなこともありません。弁護士もやっぱり一人の人間です。堅いばかりではありませんし、クールなだけでもありません。不真面目なことも多々あります。
なので、今回の写真で弁護士の印象が良い方向に変われば幸いです。
香川のうどん屋で食べる旨いラーメン
4月以降、香川での業務が格段に増え、昼食を香川県内でとることも増えました。
香川と言えば当然「讃岐うどん」です。私もうどんは大好きなので、ランチにはうどんを食べることが多々あります。
そうした中、香川のうどん屋さんには「ラーメン」をメニューに置いているところが複数あることに気が付きました。
とはいえ、「香川のうどん屋でラーメンなんてそんな邪道な!」と思い、これまでずっと「うどん屋でラーメン」を食べるには至っていませんでした。
そうした中、今日立ち寄ったうどん屋さんでもやはりラーメンがメニューにあり、しかもこれがどうにも美味しそうに見えました。それと、今日はたまたま一人ではなく、一緒の方が居たため、うどんとラーメンをお互いで注文してみようとのことになったのです。
そうして初めての「うどん屋でラーメン」を実行したのですが、このラーメン。とても美味しかったんです。いりこ出汁のスープで昔ながらの優しい醤油味。しつこくなくてさらっと食べられる麺や具材。
どれをとっても「本当にうどん屋さんのラーメン?」といった感想でした。
一緒の方も同じ感想で、「むしろラーメン屋として売り出した方が良い。」とまでの評価ぶりでした。
「うどんだけじゃない香川県」とのキャッチコピーがありますが、まさにそのとおり。
今度また「うどん屋にラーメン」があったら是非、注文しようと思います。
阿武町の事件と法律問題
阿武町の誤送金問題が日々、注目を浴びています。
あまりにも理解不能な点が多いため、多くの関心を呼ぶのだと思います。
そこで、この間、ざっと見聞きした中で、思いつく法律問題などを簡単に書いてみます。
①誤送金が分かってどうしてすぐに法的措置をとらなかったのか?
→本人を銀行に同行し、組み戻しをお願いしたが応じなかったとのことです。ならばすぐに口座を仮差押えするよう町の弁護士に依頼すべきだったのではないかと思います。この点の初動の遅さは町の判断ミスと思います。
②誤送金をしてしまった職員の落ち度はどうなるのか?
→どのような仕組みで誰が送金手続きをとったのかについては(私の知る限り)、これといった報道を見聞きしていません。しかし、明白かつ重大な落ち度であり、当該職員の責任問題は本来避けられないのではないかと思います。回収不能な金額について、町に対する賠償問題があり得ます。
③民事訴訟の行く末はどうなるのか?
→勝訴判決が出ることは明らかです。問題は、判決が出たとしてどう回収するか。報道によると、本人はもう一文無しの状態とのことです。今後、回収しようにも将来、本人が働くようになったら少しずつ返してもらうくらいしか現実的には難しいでしょう。
④刑事責任はどうなるのか?
→ひとまず電子計算機使用詐欺罪(自分のお金でないと知りつつ、ATMを操作して送金などをしたことの責任)で逮捕されたとのことです。今後、裁判にかけられれば有罪判決になる事案です。執行猶予が付くかどうかですが、金額の大きさや悪質性に照らすと難しいかもしれません。
あとはオンラインカジノで費消したとのことなので、場合によっては賭博罪での立件があり得るところでしょうか。それにしても今回の事件のためにオンラインカジノが広く世間の注目を集めてしまいましたね。そのためにこれにはまる人が増え、借金などをしないようにして欲しいと思います。
⑤会見に応じた弁護士はどういうルートや費用で委任を受けたのか?
→本人の代わりに会見に応じた弁護士ですが、本当に大変な弁護を引き受けたと思います。どのようなルートで受けたのか、そもそも弁護士費用は受け取っているのか?受け取っているとしてそのお金の出所はどこなのか?、、、疑問がいっぱいです。
とはいえ、どんな人にも弁護士をつける権利があります。刑事弁護であればこれは憲法上の権利でもあります。
当然、弁護士自身が悪いことをしたのでもないので、どうか弁護士を非難することはしないで欲しいと思います。
ちょっとした手違いから、とんでもない事件に発展しています。人生とはきっとそういう「ちょっとしたこと」の積み重ねのようにも思います。なので、私は「他人事」ではなく、自分にもあり得ること(町の立場にしても誤送金を受けた立場だとしても)だと感じつつ、今回の報道を拝見しています。
一週間の活動と睡眠
平日働き、土日が休み、という勤務形態をずっと続けています。
平日はどうしても疲れが溜まり、睡眠時間も不足しがちです。
そんな時、土日で解消することを試みるのですが、以下のようなパターンで解消することが多いです。
【金曜日】
平日の最終日のため、また次の日が休みのため晩にダラダラ過ごしがち。そのため就寝時間も遅くなりがち。。。
【土曜日】
昨日までの疲れや睡眠不足を解消しようと、いつもより遅く起きる。とはいえ、「せっかくの休みなので」と思い、いつまでも寝ることはせず、ほどほどで切り上げる。
結果、やはりまだ眠く、日中、若干の昼寝をする。
【日曜日】
土曜日に平日とは異なる活動をした疲れと、まだ残っている平日の疲れや睡眠不足のために朝までぐっすり眠る。おかげで日曜日は一週間で一番、身も心もリフレッシュしている。
そのため、実は日曜の夜はあまり眠くならない。とはいえ、ここで夜更かしをすると週明け以降がしんどいので頑張って眠る努力をする。が、あまり眠れなかったりする。
【月曜日】
結局、日曜の晩からあまり眠れないまま週明けが始まる。以後、そんなこんなで平日の疲れやら睡眠不足が溜まっていく。
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一週間のうちで、いつどう体を使い、どう休ませるか、とても大切なことだと最近、つくづく感じます。
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